• 結構波が荒いのでコロコロした丸い石がそこら中に。
  • ビーチ沿いに約2キロ程遊歩道が続いています。
  • のどかな牧場が広がる一号線。ひたすらモントレーに向かって北上。
  • これはダイニングルームやプールバーなどがある建物。まるでヨーロッパで見かける教会の様な建物。

カリフォルニアコースト2泊3日のドライブ旅行 ②

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天然鉱石のビーチが広がる”Moonstone Beach” 

2日目の朝、モーテルでの簡単な朝食を済ませて目の前に広がるムーンストーンビーチの海岸を

散策する事に。

 

 

今回一晩だけお世話になったムーンストーンビーチの目の前にあるペリカンインというモーテル。

 

このムーンストーンビーチはCambria(カンブリア)というエリアの北に位置していて

“Hearst San Simeon State Park”(ハースト・サン・シメオン・ステート・パーク)という州政府が管理する

公園の一部になっています。

 

ビーチ沿いに遊歩道が続いています。

 

ここは海岸に沿って全長3キロ弱の木製の遊歩道が広がっていて朝早くから地元の人や観光客が海を見

ながら思い思いに散策を楽しむ姿が。

 

結構波があって荒々しい感じの海岸線ですが遠くにアシカが泳いでいるのが見えたり季節によっては鯨

等も見える自然溢れる海岸線です。

 

またところどころに潮だまり(岩と岩の間に出来たくぼみ)あってそこにウニやカニ、小さい小魚がいたり

と海の生き物と触れ合いが出来るので子供達も楽しめる場所になっています。

 

このビーチを歩いていて目についたのがビーチの半分が砂浜なのですが海に近づくにつれて小さな色とりどり

の石ころが無数に転がっている事でした。

 

色とりどりの小さい石が転がるムーンストーンビーチ。

 

何で石のビーチなの?

 

すぐ何でも興味を持つ性格の私は自宅に戻ってから色々調べてみる事にしました。

 

調べて行くうちにへえ~って言うなかなか面白い面白い事実がわかって来たんです。

 

このカンブリアという場所は地層が約1.5キロという厚さの約1億5千年前のジュラ紀の頃に元々海

だった所が隆起して出来上がった場所。

 

なので海岸周辺を歩くと比較的容易く断層や貝等の化石をが見つける事ができる様です。

 

この断層を見ると緑や赤や時には濃い青色等の様々な鉱物が折り重なったり長年の自然の変化の中でねじ

曲がったりと変化に富んだ地層。

 

そして主にその成分は砂岩と呼ばれる細かい粒子が堆積されて出来上がった地層なんですね。

 

嵐やこの荒々しい海によって長い長い年月の中で地層の割れ目や地下の洞窟の様な窪みに海水が浸水し

波の力で一気に地層の中の岩が砕けて外に引き出され、それが波の摩擦力で丸くそして小さく石ころの様に

なって海岸散らばったって事らしいです。

 

結構波が荒いのでコロコロした丸い石がそこら中に。

 

はは~だから色とりどりの石がそこら中に転がっているだって事に納得。

 

また色々調べていくうちに知ったのですがこのムーンストーンビーチという名前はここに初めて入植した

人々が名づけたそう。

 

そもそもMoonstoneはギリシャ時代にギリシャ人が真実の愛を誓う為に恋人への贈り物としてまた人が何か

重大な決断をする時に導く為のお守りとして重宝されて来た透明な宝石の一つ。

 

ただこのムーンストーンビーチは巷ではこの宝石であるムーンストーンが拾えると言われている様ですがよ~く

調べてみるとこの海岸で拾えるのはめのう(乳白色の半透明の極小の水晶が混ざった鉱物)という別の鉱石だと

あるサイトで知りました。

 

でも面白いのがYoutubeやブログでこのめのうの石を拾うコツやら沢山拾う為には潮の満ち引きをあらかじめ

調べて行った方が良いだとか様々な情報を載せている人達が沢山いるんですね(笑)

 

そうとは知らずに私はただ色が可愛いから、珍しいからとなんでもない石ばっかり拾って来まして 

 

こちらがムーンストーンビーチで拾って来た色とりどりの石たち。

 

 

次回はちゃんと事前調査して是非めのう拾いに再度ムーンストーンビーチを訪れたいと思ってます(笑)

 

丘の上の巨大邸宅ツアーへ 

朝の気持ち良い空気を吸って身体を動かした後は丘の上に建てられた“Hearst Castle”

(ハースト・キャッスル)という観光地に向かって出発。

 

“Hearst Castle”の入り口。

 

このハースト・キャッスルは1919年に当時有名な新聞社、雑誌社を幾つか経営していた富豪

Wiilian Randolph Hearst (ウィリアム・ランドルフ・ハースト)という人がサンフランシスコの女性建築家、

Julian Morgan (ジュリアン・モーガン)に依頼して建てたお城。  

 

このお城、とにかくとんでも無い位の広い敷地の中に建てられていて屋外プール、屋内プールにテニスコート、

さらには動物園まで作ってしまったっていう奇想天外なお城。

※動物園は今は動物はサンディエゴ等の動物園に寄付されて跡だけが残っています。

 何故だか牛が放牧されている牧場に数頭のシマウマが・・・。動物園の名残?

 

私達はビジターセンターから園内のシャトルバスに乗ってあらかじめ予約したツアーに参加。

※あらかじめ予約して行かれるのをお勧めします。

 

このシャトルバスに乗って丘の上のお城へ。結構観光地化していてびっくり。3連休というのもあって凄い混みあっていました。

 

水色で囲っている丘のてっぺんにかすかに見えている白い建物が”Hearst Castle”です。

 

Hearst Castle の詳細はこちらから ↓ ↓ ↓

http://hearstcastle.org/

ツアーのガイドさん。フレンドリーで色んな質問に気軽に答えてくれます。

 

これはダイニングルームやプールバーなどがある建物。まるでヨーロッパで見かける教会の様な建物。

 

部屋が全部で150室、うち寝室が56室、浴室61室もあるという!

 

行って見てまず思ったのが何故こんな周りに何も無い、延々と続く牧場(当時はただの野原)しか

無いへんぴな場所にこんな巨大な物を建てたんだろうと 

 

元々ハースト氏はお父さんがこの広大な土地を買って良くキャンプに来ていた場所だったそう。

 

年老いて来た彼はもうキャンプする年齢でも無いし、幼い頃から慣れ親しんだこの場所に何か建てたいと

思い立って世界各国から高価な丁度品(絵画、絨毯、天井の梁等)を輸入してヨーロッパ調のお城を建て

たんだとか。

 

うーん見た所、何となくごちゃごちゃして統一感が無いと言うか。

 

一つ一つが凄い物なんでしょうけどいきなり噴水がエジプトの彫像だったりお客様と歓談するゲストルーム

の天井がメキシカン風だったり。

 

何だか落ち着かない巨大な邸宅というのが私の感じた感想。

 

でハースト氏はとにかく派手好きでハリウッドの有名俳優や歌手や政治家など様々な人を招いてはパーティー

三昧の生活を送っていた様です。

 

教会の内部を真似て作った大きなダイニングルーム。内部はヨーロッパ調なのにハースト氏はケチャップとマスタードが好きで必ずテーブルに置かせていたそうです。アメリカ人的(笑)

 

こんな大都市からかなり離れた場所までどうやってゲストを呼んでいたかというとプライベートジェットで

彼の敷地内までお客様を乗せて飛ばせたり、彼専用の列車でお客様を移動させていたというからやる事が凄い!

 

パーティーの参加者も名だたる人ばかりでチャーリー・チャップリン、クラーク・ゲーブルや

ウィンストン・チャーチルやフランクリン・ルーズベルトと言った大物政治家も招待していた様。

 

映画に出て来そうな屋外プール。32m(長さ)×30m(幅)×10m(深さ)で水の量が実に130万ℓっていうとんでもないプール。

 

しかし彼は自分が建てたお城をいつの日か自分が幼い頃から親しんだこの場所に住む人々と共有したい

という夢を持っていたそうです。

 

1951年ハースト氏の死後、遺族は州政府と話し合いを行い、1957年に州に土地、建物を返す事で

合意し、1958年6月2日に一般公開されるようになりました。

 

現在はこの “Hearst Castle” California State Park(カリフォルニア州立公園)に認定されています。

 

モントレー方面にドライブされる機会があればこの一風変わったお城に足を踏み入れてみては如何ですか?

 

今日も覗いて頂き、ありがとうございました!

 

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