アメリカ大陸横断ロードトリップ ~ コネティカット州ケイプ・コッド ~ 

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さてニューヨーク州にバッファーローでナイアガラの滝を見て一泊した後、6月30日(水)に兼ねてから行きたいと思っていたコネティカット州にある Cape Cod (ケイプ・コッド)に向けて出発。この日の移動は距離にして515 マイル(830キロ)、休憩を入れて約9時間のドライブでした。高速90、495、6と走行。ケイプ・コッドはボストンから70マイル(113キロ)離れた場所にある半島です。

 

オレンジ色で囲ってあるエリアが Cape Cod (ケイプ・コッド)になります。

 

ニューヨーク州からマサチューセッツ州に入った事を知らせる看板。‘

 

あのジョン・F・ケネディ元大統領の別荘があった事でも有名な場所です。私は以前よりジャッキー・ケネディが好きで何冊か彼女の伝記本を読んでいていつか彼女が過ごしたケイプ・コッドを自分の目で見てみたいと思っていたのです。そして今回長年の夢が実現。

 

Bourne Bridge (ボーン・ブリッジ)という名の1933年に作られた古い橋。

 

橋を渡るとケイプコッドという文字の植え込みが。

 

ケイプ・コッドに近づくに連れて青々とした緑が広がりそして古い洋館があちこちに。シカゴとまた違った景色が広がります。

 

青々とした木々に囲まれた気持ちの良い景色が広がります。

 

シカゴとはまた違った古い洋館があちこちに見えます。

 

ケイプ・コッドでの観光

さてケイプ・コッドは幾つか小さな町が点在しています。全てを見ることはできなかったのですが私達が訪れた幾つかの観光名所をご紹介したいと思います。

 

ハイアニス・ポートとケネディ資料館

ケネディ元大統領一家の別荘がある事でも有名な場所。この町にケネディ元大統領を偲ぶ資料館があるという事で行って来ました。資料館の中にはケネディ大統領の生い立ちとその妻、ジャッキーことジャクリーン・ケネディの生い立ちについて写真と共に展示されています。なかなか普段見れないリラックスした表情や幼い娘キャロラインとの親子の写真の数々やここハイアニス・ポートで過ごしていた当時を知るビデオも観ることができます。

 

資料館の入り口。

 

プライベートのリラックスした家族の写真や雑誌の表紙の写真(幼い頃のキャロライン)が沢山展示されています。

 

ハイアニス・ポートはもっと賑わっているのかと思ったのですが次のお勧め観光地に記載しているプロビンス・タウン等に比べて非常に規模が小さく、こじんまりとした町でした。

 

こじんまりとしたハイアニスポートの町。

 

 

ケネディー一家のレガシートレイルと記された案内板。

 

資料館の詳細はこちらから(現在は事前予約が必要です。)

   

https://jfkhyannismuseum.org/

 

海水浴

ここケイプ・コッドは幾つものビーチがあります。私達はホテルからほど近いメイフラワー・ビーチ(Mayflower Beach)というビーチへ。ここはCape Cod Bay(ケイプ・コッド湾)側にある遠浅で波も無く穏やかなビーチ。小さな子供連れの家族で賑わっていました。また水も期待していた以上に綺麗でした。駐車場(有料)にはトイレとシャワーそして軽食が購入できるお店もあるので一日びーちでのんびり過ごすことが出来ます。

 

遠浅な海岸、メイフラワー・ビーチ。

 

 

他にもプロビンス・タウンという半島の最北端の町の近くにも RacePoint Beach (レ-ス・ポイント・ビーチ)というビーチがあって行ったのですが行った日は強風と雨という生憎のお天気でビーチはクローズ。ただこちらは外洋に面しているのもあり、ビーチ入り口にはサメに注意との看板が。ケイプ・コッドはサメが出現すると良くニュースになっているのでビーチによっては注意が必要です。因みにメイフラワー・ビーチにはこうしたサメ注意の看板は見当たりませんでした。

 

強風でクローズになっていたビーチ。この日の気温は15℃前後、水温は16℃。風が強く、体感温度はこれよりも低く感じました。

 

サメ注意の看板が。

 

 

③ Province Town プロビンス・タウン)

半島の先にあるProvince Town (プロビンス・タウン)、略してピー・タウンとも呼ばれている町へ。ここはレストランやお土産屋やアートギャラリー等このケイプ・コッドの中でも人気の観光スポットになっています。特に男性のゲイの町としても知られていて私達が行った時も歩いている人の80%位はゲイカップルでその数に圧倒されました。

 

プロビンスタウンの街並み。

 

歩いている人の80%が男性のゲイカップルでした。

 

メインの通りにはアートギャラリーや雑貨屋さん等沢山のお店が並んでいるのでウィンドウショッピングが楽しめます。

 

ギャラリーや雑貨屋さん等がメインンの通りに沢山並んでいます。

 

ケイプコッドでの食事

ケイプ・コッドと言えばシーフード特にロブスターが有名です。なかなかロサンゼルスでは高くて普段余り食べる機会も少ないのでこの時ばかりはほぼ毎日ロブスターを食べていました(笑)

幾つか行ったレストランの中で一押しのお店を数店ご紹介しましょう。

 

① Swan River Seafood (スウォン・リバー・シーフード)

ここは前述したメイフラワー・ビーチに行った時にたまたま隣にいた地元の男性が勧めてくれたレストラン。外のテラス席から緑溢れる景色が広がり気持ちよく食事が楽しめるレストランでした。しかし、食事の途中で豪雨になり、仕方なく店内へ避難。

 

カジュアルな雰囲気のシーフードレストラン。

 

ここをまずナンバーワンと感じたのはとにかくロブスターの値段がロサンゼルスの1/3以下!そしてとにかく新鮮だった事。最終日に別のレストランで同じロブスターをオーダーしたのですが味が全然違う!ここで食べたロブスターは甘くてプリップリだったんです。今でも思い出すだけで生唾が(笑)ここは絶対にリピートしたいお店の一つです。

 

600gの大きさで28ドル。ロサンゼルスではこの値段ではまず食べられません!

 

そしてこのケイプ・コッド周辺で採れるLittle Neck Clam(リトル・ネック・クラム)という普通のアサリの一回り大きなサイズで2枚目の写真の様な突起があるアサリのワイン蒸しも最高に美味しい一品でした。

こちらがこの辺りで採れるリトル・ネック・クラムというアサリ。出汁がしっかりと出ていて肉厚の食感。

 

そしてデザートには迷わず大好物、キーライムパイを。これも甘すぎず〆のデザートに最適でした。

 

キーライムパイは甘すぎず日本人好みの味でした。

 

レストランの詳細はこちらから(行く前に必ず予約を!)

↓ ↓ ↓

http://www.swanriverseafoods.com/?utm_source=googlemaps

 

② Sesuite Harbor (セスイート・ハーバー)

こちらはケイプ・コッドに何度も行った事のあるロサンゼルスの友人から勧められて滞在初日の夜に行ったレストランです。このお店のお勧めは何と言っても新鮮なロブスターで作られたロブスターロールです。地元の人気店と聞いていたので早めの夕飯をしようと5時過ぎに行ったら既に30人強がずらーっと例まで並んでいてびっくり。

 

結構早い時間に行くも既に長蛇の列が!

 

レジでまずオーダー、支払いを済ませてテーブルで待つというスタイル。またこのお店はアルコール等ドリンクのサービスは無いので飲み物は持ち込みになります。

 

こちらのレジでまず注文します。

 

並ぶこと30分強。行列が長い割には意外とスムーズにオーダー、お会計完了。余り長居する人も居なくて食べたらさっさと帰る人がほとんどですんなりテーブルも確保。待つことさらに30分程。私達はアサリのフライ、ロブスターロールとコールスローをオーダー。アサリのフライは量が半端なくて完食できず。ケイプ・コッドではアサリのワイン蒸しよりもフライをメニューにしている所がほとんど。私はどちらかというとアサリはフライよりもワインバター蒸しの方があっさりしていて食べやすいなというのが感想。

 

開放的なテラス席。バーカウンターの様な席もありますが屋外のテーブル席のみとなります。

 

そしてロブスターはどうだったかというと期待した通り、これでもかという位のロブスターがブリオッシュスタイルのバンズにサンドされていて非常に満足の行く味でした。ここのロブスターロールに勝るのは今のところ無い位の美味しさ!このお店もリピートしたいお店の一つです。

 

プリップリのロブスターがたっぷりサンドされたロブスターロールとアサリのフライ。

 

レストランの詳細はこちらから (予約は不可)

↓ ↓ ↓

https://sesuit-harbor-cafe.com/

 

③ The Lobster Pot (ザ・ロブスター・ポット)

ここも友人からのお勧めで行ったレストランです。前述したプロビンス・タウンにある有名店で入店前に並んだのですんなり入れましたが開店後は長蛇の列に!予約不可なので行くなら開店前に行くのをお勧めします。

 

こちらがこの町で大人気のお店。

 

これでもかという位のロブスターを使ったメニューがずらり。

 

このレストランも一押しは店名にある通り、ロブスターです。私達は朝ごはんをかなり食べ過ぎたのもあり、お腹がが余り空いていなかったので旦那さんはクラムチャウダーを私はロブスタービスクをオーダー。このロブスタービスクが濃厚で新鮮なロブスターの身もしっかり入って期待以上に満足の行く味でした。次回行った時には勿論今回食べられなかったロブスターをオーダーしてみたいと思っています。

 

ロブスタービスクスープとくりぬかれたフランスパンの中に入った濃厚なクラムチャウダースープ。

 

開店前に並んでいた時にお店に入荷したばかりのロブスターを水槽に入れる準備をしている光景に遭遇。

 

レストランの詳細はこちらから

↓ ↓ ↓

https://www.ptownlobsterpot.com/

 

ケイプ・コッドでのホテル

友人から幾つかB&Bを紹介して貰ったのですが夏休みシーズンそして独立記念日前というのもあり、どこも満室で予約出来ず。半ば諦めていた中で一軒、居心地良さそうなB&Bを発見。何とか3泊の予約が取れたのです。そのホテルは Isaiah Hall Inn (アイゼア・ホール・イン)という名前の宿。1857年に建てられた日本で言う古民家の様な古い家をホテルに作り替えたホテルです。17年前に以前コダックの元営業マンだったジェリーさんが仕事を辞めてホテル業をスタートさせたそう。部屋はこじんまりとしていてどことなく日本の軽井沢や八ヶ岳にあるペンションの様な雰囲気でした。

 

1857年に建てられた古民家を改装したホテル。

 

私達の泊まった部屋。こじんまりとした部屋で日本の軽井沢にあるようなペンションの雰囲気。

 

リビングと朝食を食べるダイニングルーム。

 

裏には青々とした芝生と色とりどりの花が咲く広大な裏庭がありました。見ているだけでも気分爽快。ホテル内には宿泊客が一同に座れる大きなテーブルもありますが外のテラスで朝食を食べる事も出来ます。

青々とした芝生と木々が生い茂る気持ち良い広々とした裏庭。そして2日目の朝食は外で。

 

このB&Bのオーナー、ジェリーさんは非常に気さくな方で話好き。また自らキッチンに立ち、毎朝違うメニュー、例えば到着後の翌日2日目はベルギーワッフル。3日目はオムレツとブレッドプディング、そして4日目はリコッタチーズのフレンチトーストと言った様に日替わりの朝食を提供してくれました。これがまた美味しいのなんのって!ほぼ毎日ありきたりのホテルの朝食に飽き飽きしてた私達には嬉しい内容でした。

 

3日目のオムレツとブレッドプディング。4日目のリコッタチーズのフレンチトースト。

 

こうしたB&Bの良いのはホテルとは違って手作りの温かさが味わえる所と宿泊客がお互いの旅の話をしながら一緒に食事を楽しめる所だと思います。特にこのB&Bはオープンした当初から毎年夏に泊まりに来ている夫婦等常連さんがほとんどだったのが印象的。オーナーの親しみやすさがこうしたリピーターのお客さんの心をがっちりと掴んでいるんだろうと感じました。ケイプ・コッドにまた滞在するなら絶対に泊まりたいホテルです。

 

こちらがオーナーのジェリーさん。気さくでフレンドリーな方。

 

オーナー、ジェリーさん自らキッチンに立って朝食を用意してくれます。

 

そして最終日には彼のお孫さん、ミッシェルが手伝いに来ていて彼女がリコッタチーズのフレンチト-ストを作ってくれてこれが絶品。

 

このB&Bの詳細情報はこちらから

↓ ↓ ↓

https://isaiahhallinn.com/

 

ケイプ・コッドでの楽しい日々を終えて次は旦那さんの弟家族や親せきがいるニュージャージーとニューヨークへ。

 

今日も覗いて頂いてありがとうございます。

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