アメリカ大陸横断ロードトリップ ~ ミズーリ州セントルイスとイリノイ州スプリングフィールド ~ 

9+

シカゴに向けてロードトリップは続きます。シカゴに行くまでの間、オクラホマ州のスプリングフィールドに一泊した後、6月24日㈭の早朝5時起き、6時にホテルを出発し、次の宿泊地、イリノイ州のスプリングフィールドを目指しました。

距離にして311マイル(約500キロ)、5時間のドライブ高速44と55を使用しました。

ホテルで朝食を食べる余裕がなく、お皿に盛って車中で朝食を。ゆで卵、マフィンとシナモンロール。

 

 

うっすらと朝日が出始めた6時半過ぎにホテルを出発。まっすぐな道が延々続きます。

 

バドワイザーのビール工場見学へ

ミズーリ州セントルイスはバドワイザーの本拠地。せっかく近くを通るならビール工場見学ツアーに参加しようと事前に予約。

高速を途中で下りて工場へ。高速を下りるとレンガ造りの古い町並みが視界に入って来て古き良きアメリカの雰囲気がぷんぷん。こうしたレンガ造りの家はロサンゼルスではまずダウンタウン辺りのほんの一部でしか見た事がありませんでした。なのでまるで古いアメリカ映画に出て来そうな街並みに興味津々。

 

こうした赤レンガ造りの建物があちこちに。

 

キョロキョロ見回していると目の前にレンガ造りの大きな建物が現れ、良~く見るとバドワイザーの大きな文字とエンブレムが。

 

こちらが工場の建物。

 

工場見学ツアー入り口の案内掲示板。

 

工場見学入り口の建物全景。

 

バドワイザーのエンブレム。

 

工場見学のスタート地点である建物に入り、まずフロントでチェックインの手続きを。私達が参加したツアーはビールの生産工程からパッケージングまでを実際の工場内を見ながら見て途中試飲も出来るというBeermaster Tour (ビアマスター)というツアー($40/名)。その他にも Clydesdale (クライスデール)というスコットランド産の脚の太い馬の歴史や馬と触れ合え、家族で楽しめる Clydesdale Vip Experience (クライスデール・ビップ・エクスペリエンス)ツアー($30/名)やビールの工程の一部と出来立てのビールを試飲できる Day Fresh Tour (デイ・フレッシュ・ツアー)($15/名)等があります。

 

4つのツアーがあります。

 

こんなビール瓶で表したソーシャルディスタンスの表記。

 

チェックインカウンター。

 

工場の敷地はさすがバドワイザー。面積は142エーカーで東京ドームの約12個分の大きさがあります。1875年に建てられて今でもその当時の建物が数多く残っています。まるで一つの町のような大きさでした。

一つの町の様な広々とした工場内。

 

ツアーガイドの女性の指示に従い、シャトルバスに乗って向かったのはバドワイザーの歴史背景、ビールの生産工程の説明を聞く学校に仕立てている建物。まず冷えた瓶ビールをけ冷蔵庫から取って飲みながら聴講しました。

 

シャトルバスとレクチャーを受ける施設の室内。

 

好きなだけ冷蔵庫から瓶ビールを取って飲めます。

 

 

 

バドワイザーはドイツ系アメリカ人の Adolphus Busch(アドルファス・ブッシュ)と彼の友人、Carl Conrad(カール・コンラッド)とチェコのボヘミアへの旅行から帰国後にボヘミアンスタイルのビールを生産することを思いつき、1857年にビール生産の会社を創業。その後義理の息子のエバハードと息子のアドルファス・ブッシュ達もビール生産ビジネスに参加。1901年までに実に100万樽を出荷しており、当時ではアメリカ国内のビール生産を牽引する大企業として成長しました。

当時輸送はスコットランド産の馬、クライスデールに牽かせてアメリカ全土に輸送していました。長く続いた禁酒法がようやく解禁になった1933年4月、このクライスデールの馬に牽かれたビールが当時のルーズベルト大統領が居るホワイトハウスまで運ばれました。現在この馬達は大事に飼育され、全国で行われる子供向けのイベント等にお披露目されているそうです。

クライスデールと当時の輸送の様子の絵。

 

バドワイザーのビールは5つの材料、米、麦芽、水、イースト、ホップスを使用しています。全ての原材料は国内の自社農場で生産されています。例えばホップスはアイダホにある自社農場とか。アメリカ国内にある12の工場では全て同じ原材料を使っているそうです。

 

ツアー客数はツアーによって違うますが私達の参加したツアーは14名。

 

◎早わかりビール製造工程について

①Milling: 米と麦芽をそれぞれ別々に砕き粉状にします。

②Mashing: 一定の温度で湯に入れて溶かします。

これがマッシュの巨大な容器。

 

③Straining: 湯に溶かされた米と麦芽を漉して甘みのある琥珀色の麦汁を作ります。

④Brewkettle: この工程でホップを加えて茹でてそれぞれのビールの味わいを調整します。

こちらがケトルの工程の施設。

 

⑤Primary Fermantation: イーストを加えてステンレスの巨大なタンクで50F(約10℃)の温度に保たれ。 21日間寝かされます。私達は発酵中のビール(まだビールとは呼べませんが)を試飲。苦みと発砲感の少ない味で美味しいとは言えない味でした。

高さ18メートルある巨大な発酵ステンレスタンク。

 

⑥Beechwood Lagering: ビールの生産最終工程で冷蔵しながら熟成します。私達は特殊な器具を使用して直接熟成中のビールを冷えたグラスに各自注ぎその場で試飲。この時に飲んだビールは普段余りビールを飲まない私でも非常に美味しいと感じたビールでした。

熟成中のビールが貯蔵されている巨大なタンクの数々。

 

熟成タンクに特別な器具を差し込んでビールを直接グラスに注いで試飲できるようになっています。

 

 

各製造工程に合わせて実際の工場内の施設に入りながら説明を受けるスタイル。そしてどんな質問にもフレンドリーに答えてくれてビールへの理解が深まった有意義なツアーでした。ビール好きの方にはお勧めのスポットです。

 

キャップとビアグラスはお土産に貰えます。

 

さて工場見学が終わった後はお楽しみの工場直送の出来立てビールをビアガーデンで。フィッシュアンドチップスと私は飲み口の軽い ゴールデンライトというビールをオーダー。

ビアガーデン内の様子。ランチで頼んだビールとフィッシュアンドチップス。

 

ビール工場の詳しい情報はこちらから

↓ ↓ ↓ ↓

https://www.budweisertours.com/

 

豪雨の中のミシシッピー川

工場見学の後、ミシシッピー川が近いので見に行こうと行ってみると事に。この日はずっと雨が降ったりやんだりの悪天候。さらに私達が川に到着した時は豪雨に。とても車を置いて歩く気分にもならず、残念ながら車中から眺めるだけで終わりました。

車から眺めるだけで終わったミシシッピー川の風景とThe Gateway Arch(ザ・ゲイトウェイ・アーチ)

 

お天気が良ければ川沿いに車を停めて散歩できたと思うとちょっと残念。

 

 

スプリングフィールドのホテル

この日の宿泊はセントルイス市内では無く、シカゴに少しでも近づこうとイリノイ州のスプリングフィールド、前日泊まった町と同じ名前の場所にて(オクラホマ、ミズーリ、イリノイとスプリングフィールドという同じ町名がありました。)一泊する事に。

 

高速に乗るまでの間、昔はミシシッピー川から貨物を移動させる為に使われていただろう鉄道の跡やレンガ造りの古い倉庫等が残されてる古い町並みが広がっていました。

こうした古い倉庫街や朽ち果てた鉄道の線路などがあちこちに。

 

ホテルに向かう高速道路から見たブッシュ・スタジアム。セントルイス・カージナルスの本拠地です。

 

ミシシッピー川を渡ると間もなくミズーリ州からイリノイ州に入ります。左がイリノイ州に入った事を知らせる看板が。

 

 

この日に宿泊したのは Humpton Inn(ハンプトン・イン)という至って普通のチェーンのビジネスホテル。

 

この日一泊したハンプトンインホテルの室内。

 

この日は昼に食べたフィッシュアンドチップスがヘビーだったせいでお腹が全く空かずだったのと連日の早起きと長距離運転で疲れが出て夕食抜きで早々とベッドへ(笑)

 

そして明日はいよいよ旦那さんの友人家族そして従兄弟がいるシカゴに入ります。

 

今日も覗いて頂いてありがとうございます。

良かったらご感想とコメント欄の下にある ボタンをポチっとして頂けたら

嬉しいです

 

 

 

9+

151 Responses